先輩ドライバーの声

三和交通交通株式会社

林 海人

タクシードライバー歴1年

Question タクシードライバーになったきっかけを聞かせてください。

新卒で現在のタクシー会社に就職しました。在学中は語学を中心に勉強していましたが、並行して音楽にも力を入れ、プロを目指して活動していました。音楽と両立できる仕事を探していたところ、大学の就職支援センターで勧められたのがタクシードライバーでした。隔日勤務で休日が多いこと、自分でスケジュールを管理できること、ドライブが好きなことなど、自分にとって好条件が揃っていました。

Question 実際にタクシードライバーになって何を感じましたか?

会社の全額負担で二種免許を取得し、その後にきめ細かな指導や添乗研修などを受けたので不安なくデビューできました。イメージと違っていたのは、無線配車が多いことです。駅のタクシー乗り場で待機したり、手上げのお客様を乗せることはあまりなく、常連の方からの依頼がメインです。もちろん地域や時間帯によって違ってくるのでしょうが、いい意味で予想していた仕事とは違っていましたね。

Question 楽しさややり甲斐について聞かせてください。

学生時代に接客業のアルバイトをいくつか経験しましたが、お客様とのコミュニケーションが自分にとって大きな楽しみになっています。静かに乗車されたいお客様もいるのでこちらからの話し掛けは控えていますが、「どうしてタクシードライバーになったの?」などと訊かれることはよくあります。有名なアナウンサーやスポーツ選手といった普通なら出会えない職業の方と会話できるのも、タクシードライバーの特権と言えるでしょうね。

Question 逆に難しさや厳しさを感じることはありますか?

深夜帯の酔ったお客様の対応には少し神経を使うことがあります。でも、そうした苦労は他の接客業にしても同じで、タクシードライバーに限ったことではありません。慣れるまでは、自分で判断して治安があまり良くなさそうなエリアを避けることもできます。
当たり前のことではありますが、私が何より注意を払っているのは事故を起こさないことです。タクシードライバー歴はまだ一年半。それでも、安全に運転する技術は着実にアップしているという実感があり、それは自分自身の財産になると思っています。

Question プライベートの過ごし方を聞かせてください。

隔日勤務の場合、月の約半分が休みになので音楽活動の時間を充分に作ることができています。コロナ禍でライブの本数は減りましたが、作曲など創作に打ち込み、プロミュージシャンへの夢を追い掛けつづけています。同僚のタクシードライバーの中には、役者志望や起業を目指している人もいます。自分に投資する時間が持てる。スケジュールを自己管理できる。タクシードライバーは、夢を持っている人にとって理想的な仕事だと思います。