活動内容

8月5日はタクシーの日

タクシーが我が国に誕生したのは、大正元年(1912年)8月5日※です。現在の東京・有楽町マリオン(千代田区有楽町2-5)に設立された「タクシー自働車株式会社」が、タクシーメーターを装備したT型フォード6台で営業を開始しました。
業界では、この8月5日を「タクシーの日」と定め、これを記念し毎年キャンペーンを実施しています。

  • ※タクシーの営業開始月が8月であることは確かですが、開始日については諸説あります。
  • T型フォード

  • タクシー自働車株式会社

かながわ観光タクシードライバー認定制度

神奈川県タクシー協会では、人材育成コンサルティング会社・観光協会等と連携し、神奈川県を訪れる方に観光案内ができるよう知識や接客・接遇を学ぶ研修を開催しております。

研修風景

認定ドライバーの要件

  1. ユニバーサルドライバー研修を修了した者
  2. かながわ観光ドライバー認定研修を受講し、かつ検定試験に合格した者
  3. 1年間道路交通法・道路運送法の違反のない者

以上の3つの認定要件を満たしたドライバーに「かながわ観光タクシードライバー認定証」及び「かながわ観光タクシー認定マーク」を交付し、運行しております。

  • かながわ観光タクシー
    認定マーク(車両後部側面に表示)

  • かながわ観光タクシー
    ドライバー認定証

  • ※かながわ観光タクシーのご用命は各タクシー会社にお問い合わせをお願いいたします

ユニバーサルドライバー研修

神奈川県タクシー協会では、乗務員の「接遇向上」を目的として、お客様との円滑なコミュニケーションスキル、高齢者の方や障害者の方への介助(車いすの取り扱い、乗降時の介助)方法等について基本的な知識や技術を身に付け、安心してタクシーに乗っていただけるための研修を開催しております。

研修科目 研修内容
タクシーとバリアフリーそしてユニバーサル社会 講義(一部:映像)
お客様(高齢者・障がい者)の接客にあたって 講義
お客様(高齢者・障がい者)の接客にあたって 講義
お客様の理解と接遇・介助の留意点 講義
車いすの取り扱い方と乗車・降車 映像・講義、車いすによる演習
グループディスカッション 演習

交通バリアフリー教室

子どもたちや先生を対象に高齢者・身体障害者などに対する介助などの体験を通じて、交通バリアフリーについての理解を深めるとともに、ボランティアに関する意識を醸成し、「心のバリアフリー」が広がるよう交通バリアフリー教室を小学校などで行っております。

事業用自動車事故防止コンクール

毎年6月1日から8月31日の期間、神奈川県警察本部や関東運輸局神奈川運輸支局と連携して、無事故事業者を表彰する事業用自動車事故防止コンクールを開催しております。
コンクールでは、旅客及び貨物の安全輸送を使命とする(一社)神奈川県バス協会・(一社)神奈川県トラック協会・(一社)神奈川県タクシー協会の事業用自動車関係団体が一致協力し、「プロドライバーとしての模範運転を示す」「適切な運行管理で事故防止に努める」をスローガンに、車内に事故防止ステッカーを貼り向上に努めております。

  • 令和4年度事故防止ステッカー

無事故表彰

国土交通大臣、関東運輸局長・支局長、県警本部長、協会長表彰など優良乗務員及び優秀な運行管理者、従事者などに対して表彰を行っております。

事故防止研修会等の開催

毎年11月に行政、交通のスペシャリストを講師に迎え各事業者の指導員、運行管理者を対象に「交通指導員研修会」を開催しています。そのほか、経営者、労務担当者、整備管理者、無線担当者に対しても、それぞれの演題に則した研修会を行っております。

CSR活動


社会貢献事業

(一社)神奈川県タクシー協会では、会員事業者からお預かりした大切な負担金を交通遺児、障がい施設、子ども支援、被災地など、多方面に寄付を行って参りました。昭和48年からはじまった寄付も既に1億円を超えております。
8月5日のタクシーの日に併せて、各団体等へ贈呈させて頂いております。

善行表彰

タクシー乗務員が、人命救助や犯罪を未然に防ぎ、犯人の検挙など、県警より感謝状を授与された乗務員が、協会長から表彰する善行表彰が行われます。近年は、お客様との会話で機転を利かせ振り込め詐欺を防いだケースが数多くあり、中には犯人を検挙した事例もあります。

特殊詐欺等の被害防止活動

平成28年7月6日に県警本部と「地域安全に関する協定」を締結いたしました。振り込め詐欺の被害は年々増加傾向にあり、「震災に便乗した詐欺」、「マイナンバー制度」や「電子マネー」を悪用した詐欺など時代背景に則した新たな手口が発生し巧妙化しております。タクシーは昼夜、街中を走っており、タクシー運転手は人との出会いや繋がりが数多くあります。県警からタイムリーな情報をいただき、特に高齢者の方で、慌てた様子でタクシーにご乗車いただいたお客様には、より一層、お声掛けを強化し被害を未然に防ぎ地域安全に努めて参ります。

地域防犯

タクシーは24時間稼動していることから、協会では神奈川県警察本部と「警察とタクシー協会との犯罪情報の手配・通報に関する協定」を結び地域の安全、安心街づくりを推進するためのお手伝いをしております。各事業者においても地元の市・区・町内ごとに協定を結び「子ども110番」、「防犯パトロール協力車」、「不法投棄通報タクシー」等の表示をして地域を見守っております。また、犯罪にかかわるドライブレコーダー記録の提供もしております。

災害協定

タクシーは24時間稼働していることから、協会では神奈川県と「災害時における緊急輸送等に関する協定」を結んでおります。
大規模災害発生時において、被災者(停留者を含む)等の輸送・災害応急対策の実施のために必要な人員及び携行する資材等の輸送・災害の情報や被害情報の収集など応急復旧のために神奈川県と協力する体制を整えております。

東京交通新聞社 提供