先輩ドライバーの声

神奈川都市交通株式会社

高橋 貴文

タクシードライバー歴3年

Question タクシードライバーへ転職したきっかけを聞かせてください。

前職は新聞販売店の営業担当でした。10年ほど勤めましたが、時間が不規則で残業も多く、心身ともに疲れ切っていました。このまま続けてよいものだろうか。そんな漠然とした不安を抱き、転職の可能性を考えるようになりました。人間関係に縛られず、福利厚生がしっかりしているタクシードライバーの仕事に惹かれ、思い切って飛び込んだという感じです。

Question 実際にタクシードライバーになって何を感じましたか?

まったく異業種からの転職ですから不安もありましたが、二種免許の取得支援ときめ細かな研修によってスムーズにスタートを切ることができました。タクシードライバーの仕事はイメージ通り、アクティブで自由。自分の性格に合っているなと感じました。

Question 勤務形態や乗務エリアについて教えてください。

入社してから3年間は、「一日走って一日休む」という隔日勤務でした。現在は深夜帯を担当しています。乗務エリアは相模原で、工業地帯があるので昼間はビジネスマンのお客様が中心です。地域柄、手上げで乗られるお客様はあまりいません。駅のタクシー乗り場への入構がメインで、無線やアプリ配車にも対応しています。

Question 深夜の時間帯など怖い思いをした経験はありますか?

昼と夜で客層に違いはありますが、危険を感じたことは一度もなく、トラブルになった経験もありません。転職前は少し不安を抱いていましたが、その点に関しては想像と違っていましたね。タクシードライバーへの転職を考えている方も、理不尽なことを言われるとか、絡まれるとか、そういったことは心配しなくて大丈夫だと思います。「もっと飛ばしてくれ!」などはたまにありますが、「わかりました」と答えて実際は法定速度を守って走っています。

Question 難しさや厳しさを感じることはありますか?

以前は、タクシードライバーは運転業と考えていました。正しい道順で安全に走るのが仕事だと。でも、実際には戦略が求められます。漫然と流しているだけ、ただ待っているだけでは売上げは伸びません。曜日や時間帯による人の動きを読みつつ、効率を考えて移動する必要があります。これに関しては、経験を重ねながら最良のルーティンを自分で見つけていくしかないですね。

Question 楽しさややり甲斐について聞かせてください。

どこを走るのか、どの道を選ぶのか、いつ休むのか、すべて自分で決められる。それがこの仕事の最大の魅力です。店が混まない時間に食事し、腰が疲れたら休憩を入れ、いつでもマイペースでストレスなく働くことができます。
それと、休日が多いのが嬉しいですね。隔月勤務の時は月の半分が休みでしたから、趣味のロードバイクにハマっていました。タクシードライバーに転職したことでオンだけでなくオフも充実し、以前とは生活が一変しました。